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2023.06.21
コラム

 

シェアサイクルシリーズ ④渋谷区・港区

        ~シェアサイクルで美術めぐりをしてきました

    

コラム監修:自転車総合研究所 所長 古倉 宗治

季節外れの夏日になったと思えば、次の日は3月の寒さに戻ったりと、5月はジェットコースターのような天気と気圧の変化で体調を崩された方も多いのではないでしょうか。
そんな時は自転車に乗って心身ともに体調を整えていきましょう。自転車は健康にも良く、幸福度が高くなる乗り物です※1。

ということで、私も久しぶりのシェアサイクリング※2をしてきました。
今年に入って初のシェアサイクリングは下記のルート(詳細なルートは設定できなかったため、おおまかなルートです)で美術巡り。
とても楽しいコースでした♪

※1 コラム第4回第5回参照
※2 シェアサイクリングは研究所の造語です!詳しくは第14回をご覧ください♪

しかし、シェアサイクルを使うのは久しぶりだったからか、初っ端から“予約する”ことを忘れるといううっかり具合。青山一丁目駅周辺のポートから出発する予定でしたが、駅に到着して周辺のポートを確認したらどこも貸出可能数がゼロだったんです。
シェアサイクルがこの地区では人気があることを実感しました。
アプリを見たら隣の外苑前駅周辺ポートは貸出可能数が多かったので、そちらを予約して移動することに。

外苑前駅周辺のポートの台数の多さにおどろきつつスタートしました。

しかし、お目当てのポートでもまたもや問題発生。
ポートにはかなりの数の自転車が乱雑におかれていたため、予約した自転車が奥の方にあって取り出せず(涙)。結局取り出しやすい位置にある自転車を使うことにしたので予約は取り消しました。

借りるまでに時間がかかってしまいましたが、ようやく出発です。

外苑西通りをまっすぐ進み少ししたら左折。
坂道を登りきったところに青山霊園が見えてきます。

左折したその奥が坂道になっているのがわかりますか?
電アシ自転車なので力いらずで、スイスイ登り切れました!

青山霊園内にある桜並木道

青山霊園は、その中を通る道路には自転車が走行するための青色の矢羽根印が描かれているので、これに沿って走りました。緑が豊かで涼しく、この道路を走るのはとても気持ちよかったです^^
青山霊園を抜けるとすぐに国立新美術館が見えてきます。
国立新美術館には美術館専用の駐輪場はありますが、展示を見るのに時間がかかりそうだったため、今回は六本木通り沿いにある六本木ヒルズ脇のシェアサイクルのポートに返却してから国立新美術館へ行くことにしました。

六本木ヒルズのポートの台数は外苑前以上の数!
私がここで写真を撮っている間も利用者がひっきりなしに来ていました

 

①国立新美術館

 

少し歩いて国立新美術館に到着。
国立新美術館は、日本で5つ目に作られた国立の美術館です。展示面積は日本最大級、ウェーブが特徴の建物は黒川紀章氏による建築作品。

この時は「ルーヴル美術館展」が開催中でした(現在は終了しています)。

    

広く天井の高い館内。アトリウムにカフェやレストランがあります。

こちらの美術館、返却したポートから近いのに六本木通りの喧噪が噓のように静かな空気が流れていてまるで別空間。全面ガラス張りになっているので館内にいても外からの光が気持ちよく、居心地も良い。
忙しい時にほっと一息できるような空間でした。

 

②森アーツセンターギャラリー

 

次の目的地に行くため、国立新美術館を後にして六本木通り沿いのポートまで戻りました。
この近辺は国立新美術館の他にもミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTや六本木ヒルズの森美術館、ソニーミュージック六本木ミュージアムなど、美術館やギャラリーが多くあります。ちょうど返却したポートの近くだったので六本木ヒルズにある森アーツセンターギャラリーにも行ってみました。
「ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス」という映像と音楽による体験型の展示が開催中でした(2023.8.31まで)。

しかし、この日は少々混んでいてこれ以降のスケジュールに影響が出そうだったので、今回は見送ることに。
森アーツセンターギャラリーは漫画やアニメ、今回のディズニーのような映画などの幅広いジャンルの展覧会を開催していて子供も大人も楽しめるギャラリーです。展覧会を見たあとは同じフロアにある展望台に行ってみるのも良いかもしれません。

エルサのかわいい広告もありました!

とても面白そうだったので、後日改めて見に行きたいと思います。

ちなみに、六本木ヒルズには専用の駐輪場があることは存じでしょうか。全部で4箇所あるんですが、そのうちの1つが、今回利用したシェアサイクルのポート近くにあります。

森タワーの1階、環状3号線沿いにある駐輪場

シェアサイクルの一時駐輪や自分の自転車を使っている時はここに置くのも良いかもしれませんね。

さて、ここから後半戦。
再度、シェアサイクルを借りて次の目的地へ向かいます。

六本木ヒルズから撮影したけやき坂と東京タワー
目指すは遠くに見える東京タワーのふもと。

けやき坂は、冬はイルミネーションがとても綺麗な通りです。

けやき坂を抜けた後は右に曲がり、通りをひたすら道なりに進みます。
この通りの一部の歩道は、自転車用と歩行者用に分かれていたため走りやすくなっていました。路駐が多い等の理由で車道での走行が難しいと感じる場合はこの表示はとても有難く感じますが、必ず歩行者優先で走行しましょう。

  
さらに進むと、植樹帯でしっかり分かれていました。

 

③増上寺 

 

15分ほどして目的地の増上寺に到着しました。
増上寺には専用の駐輪場はないため、近くの港区役所のポートに返却。

  
増上寺では宝物展示室を見たかったのですが、大殿耐震補強工事中につき、今年の12月までは休館(!)でした。森アーツセンターギャラリーに引き続き残念ではありますが、増上寺の歴史は古く、境内には歴史を感じられる徳川将軍家墓所や熊野神社もあるので、散策してみるのも良いかもしれません^^

  
そしてこの周辺は東京タワーのフォトスポットなので、東京タワーの写真を撮るのもおすすめです。外国人はもちろん日本人も東京タワーを撮影している姿を多く見ました。
もちろん私も例外ではなく。撮らずにはいられません。

  
さて、再度港区役所のポートへ戻り最後の目的地に向けて出発!

 

④根津美術館

 

  
首都高に沿って進み、そこから美術館通りを進んでいきます。
竹林が見えてきたら最終目的地の根津美術館です。

根津美術館はこの竹が張り巡らされた廊下が有名ですよね。

根津美術館では庭園のカキツバタが咲く時期に合わせて、毎年、江戸時代に尾形光琳により描かれた有名な国宝・燕子花図屛風が公開されます(現在は終了しています)。

綺麗な紫色の燕子花。

国宝を見た後は、庭園へカキツバタを見ることに。
行った時期が少々遅かったようで、庭園のカキツバタの半分は枯れていましたが、まだまだ元気に咲いていたものはとても綺麗でした。
尾形光琳が描いた花びらは群青色でしたが、庭園の花びらは紫色でしたよ^^

根津美術館にはもともと専用の駐輪場はありませんが、係の方に聞いたところ、建物の入り口向かって右側のスペースに駐輪可能なことをご親切に教えてくださりました。

 
 
根津美術館を後にして、出発地点だった外苑前のポートに返却して今回のシェアサイクリングは終了です。

今回ご紹介した施設のほとんどは、その施設専用の駐輪場がある、又は近くに駐輪場が設置されている場所が多く、今回のような繁華街のエリアでも自転車で気軽に立ち寄れることがわかりました。
また、シェアサイクルで走行している方がとても多く、半年前にシェアサイクリングした時と比べてさらに利用者が多くなったと感じました。仕事中の移動で利用している方、プライベートで利用している方、どちらも多い印象です。
このコラムでは自転車のこんな使い方もあるということをお伝えしたくてシェアサイクリングの記事を書いていますが、少しでもみなさんが気軽に自転車に乗る機会が増えると嬉しいです。
これからも自転車に乗って心身ともに健康な生活を送りましょう^^

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